2004年度模擬裁判
地上げ屋の陰謀
2.仮処分申請・訴えの提起・第一回口頭弁論
これをきっかけに富樫の態度は一変した。上松が道橋に対し賃貸建物を自分に無断で転貸したとして賃貸借契約を解除し、上松に対し、占有移転禁止及び処分禁止の仮処分を申請したのである。早稲田地方裁判所民事部の木村裁判長は、50万円の保証金を積ませた上で、これを容認した。
そして、富樫は、不動産法に詳しい福田弁護士に依頼し、上松及び道橋に対し、建物明渡請求を求めて訴えを提起した。そこで、上松は、市民派といわれる弁護士事務所を訪れ、北村・大橋・江原弁護士に同事件の訴訟代理を依頼することとなったのである。北村・大橋・江原弁護士は答弁書を提出した。また、転借人である道橋も、御法川・丸山・森本弁護士に依頼して、答弁書を提出し、第一回口頭弁論期日が開かれることとなったのである。
不動産仮処分命令申立書
仮処分決定1
占有移転禁止仮処分命令申立書
仮処分決定2
原告訴状(賃借人に対する)
原告訴状(転借人に対する)
被告(賃借人)答弁書
被告(転借人)答弁書
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